父子家庭における子育てに対する不安を吐き出してみる。

父子家庭の子育てに対する不安アイキャッチ

娘にとってこの1か月が病気との戦いであるならば、リンのこの1か月は自分の精神力との戦いと言ってもいいだろう。

そして、まだしばらくこの状態は続く。

楽観的な見通しでもお盆明けまでは業務に追われ続けることは業務の流れから見ても間違いはない。

仕事や育児のそれぞれのストレスはさほど問題ではない。

自分の精神力との戦いとは、育児と仕事の狭間にあるところの不安によるものである。

最後のところで心が折れていないのは、僅かではあるが蓄えがあるということだ。

目次

父子家庭の子育てに対する不安要素

育児と仕事の両立について

父子家庭に限らないが、育児と仕事を両立しようと思えば、ある壁にぶち当たる。

例えば、娘の病気などがそうだ。

病気になれば当然のことながら医者へつれていくし、場合によってはつい最近あったように1週間保育園を休ませたりすることもある。

それら娘のことについては自分ではどうすることもできない領域があり、回避できない。

・人の多いところへ出かけない
・寝相が悪いため、寝る時点と寝ているときの室温を考えた服装で寝かせる。

といったような予防策をとっても、病気にかかるときはかかる。

保育園という不特定多数の子どもが集まるところへ預けているのだから当然だ。

これについては1年前より確実に割り切って考えられるようになっているし、上司の父子家庭への理解もあり、遅刻や早退が増えたものの正社員の仕事を続けられている。

だが、会社を休めば自分の業務は確実に溜まっていく。

これが現在抱えている一番の不安要素だ。

父子家庭を言い訳にしない

父子家庭に対する職場の理解があっても、自分の業務が減るわけではない。

これについては、自分で何とかするしかないのだ。

遅れを取り戻せなければ、関係各所へ仕事の遅れをメールだったり直接赴いて、謝罪や報告をしてまわる。

当たり前だが、単に謝罪や報告するだけではだめで、いつ頃にできるのかを示した上でなければ理解してはもらえない。そのスケジュール表作成も新たな業務になっていく。

注意することは、父子家庭を言い訳にしないということだ。

誰しも家庭の事情があるから、それは甘えだという考えは、どの組織にも一定数存在している。

仕事に対する愚痴ではなく、今こういう業務をやっていますという伝え方でも、言葉の端々から似たようなことを言われることはしょっちゅうだ。

子育ては誰しもやっていることだから、子どもの育児で1週間休んでも仕事が間に合わない理由にはならないという。

お互い様だと言う言葉を馬鹿正直に好意としてとらえてしまえば、甘いと言われるくらいのことは14年の会社人(社会人ではない)の経験上、ほぼ間違いない。

父子家庭を職場の一部の人間にしか伝えていないのは、上記のことによる。

育児と仕事は関係ないと言ってくる人間から、その関係ないという育児のことを絡めていろいろ言われるのはうっとうしいからだ。

言えば言うほど、自分の状況が悪くなりかねない。

だから、仕事の遅れは全部自分の能力のせいと言うことにしている。

リンの上司のように理解してくれる人も必ずいるので、黙々と業務をこなしていくほかはない。

ストレスイメージ

職場の理解だけでは両立は難しい

とは言っても、現在の業務は離婚前におこなっていた量とほぼ変わらない。

月平均60時間ほどの残業でこなしていた物量である。

保育園の送迎がある為、極端に早い時間に出勤することも、遅くまで残業することもできない。

しかし、前述したようにそれは言い訳にできない。

上司のアドバイス通り業務を振り分けようにも、「無理」とあっさり断られてしまったし、経費削減で増員も期待できない。

それに、リンの側から職場に何か言うのも配慮してくれと言っているみたいで違うような気がする。

そもそも配慮はされる側が言うことではないのは重々承知の上だ。

やはり、自分でいろいろ考えるしかないのだ。

腐心しているのは、業務ファイルの作り方。

現在の職場ではエクセルでの業務が大半だ。

エクセルは万能な分、その人それぞれの個性が出て、業務をしばしば属人化させる

同じ内容の報告ファイルでも千差万別で見やすい人もいれば、その反対もある。

他のファイルとのリンクやマクロも、不用意に組み込んだら最後。

その人しかできない業務のできあがりである。

いかに細かいところまでをアナログで盛り込んだ上で、効率化するか。

職場のITリテラシーに合わせて業務ファイルを作成することが如何に重要かをこの1年で改めて学んだ。

ともかく、職場の理解だけでは育児と仕事の両立が難しいと感じている。

予測される不安要素

放課後児童クラブ

育児と仕事の両立を阻むと思われる不安要素についても記しておきたい。

娘が小学校に上がるのはまだ5年後の事ではあるが、まずは学童保育の保育時間。

リンの住んでいるところの放課後児童クラブの保育時間は19時まで。

これは延長で別料金を支払うことを考慮に入れなければ、現在の保育園に預けられる時間と一緒である。

一方地理的にみると、保育園は職場に近いが、放課後児童クラブは家に近い。

鍵っ子やむなしと言ったところだろうか。

ただ、原則保護者の送迎により帰宅させるとなっている。

とすれば現在より30分は早く会社を出る必要がある。

それから祝日の問題だ。

リンの会社は基本日曜と年末年始以外は出勤日である。

月に1度か2度ある土曜日出勤は有給休暇でまかなうのでなんとかなるが、祝日もとなると有給休暇が20日あっても足りない。

PTA活動、自治会活動

現在の保育園には保護者会がないので特に問題はないが、学校へと上がればPTAがある。

PTAは任意団体だから加入しなくても良いという理論だけを持って加入しなければ、余計な軋轢を生みかねない。

周囲に聞けば、父子家庭は免除されるから大丈夫的な答えしか返ってこないのだが、本当なのだろうか?

その学校はそうだとしても、娘が通う学校がそうだという保証はない。

それぞれ家庭事情があるのだから、父子家庭という言い訳は甘えにしかならない。

現在の状況を当てはめれば、こんな意見があるのもまた予測できるだろう。

自治会の班長にしても然り。

やはり自治会も任意団体だから加入しなくても良いという理論だけをもって加入しないというわけにもいかない。

これも周囲に相談すると、父子家庭は免除されるから大丈夫的な意見と、それぞれ家庭事情があるし、当番だから免除されないといった意見が出てくる。

リンの考えからすれば、現状会社と保育園と家の往復していない身としては、どちらも世間との貴重な接点であると思う。

それを欠いたら社会人ではなく世間知らずの会社人だろう。

まとめ

今リンが置かれている状況は、悩みに悩みぬかなくてはならないものだと思っている。

現在の会社と育児との相性は決して良いものではない。

このまま何もしなければ、業務が遅れるのを覚悟で娘を旅行に連れて行ったり、夏休みはそれこそほとんど放課後児童クラブや実家の世話になってしまうだろう。

PTA活動や自治会活動にしても、地域や世間との接点として関りを持って行きたいリンの考えと、免除前提の周囲(主に会社関係)の意見は食い違っている。

父子家庭でありながら、どちらも両立していきたいというリンは、違う意味でまた甘いのかもしれない。

頭でっかちで、考えすぎなのかもしれない。

身の振り方を間違えれば、経済面で娘に苦労をかけるかもしれない。

独身で現在の会社に転職した時とは状況も違うし、責任も比較にならないほど重い。

それでも自分で選んだ道だから、父子家庭を言い訳にしたくないし、悩んでも悩んでも前に進んでいきたい。

今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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