なんとかなるさの功罪

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「なんとかなるさ」

この言葉についてあなたはどう考えているだろうか?

リンは言葉だけで見るならば、ポジティブで良いと思う。

だが人とセットになると、途端に悪い印象となるから不思議だ。

大丈夫、なんとかなるさ

離婚となってから現在までを振り返っても、なんとかなっているという場面は多い。

仕事面では

娘の病気などで会社を休まなくてはいけなかったり、遅刻や早退を余儀なくされたりする。

結果業務は溜まるし、ぐちぐち言われたりもする。

でもその状況で、会社は部署の人員を今より減らそうとしている。

それでも回ると考えているのだろう。

だから、なんとかなっているのだ。

グチグチ言われる業務とはあまり関係ないことに対して、気にしないというメンタル面での問題だけである。

これについてはリンはゲーセンの店員、店長時代に培われたメンタルで乗り切っている。

明らかな言いがかりや、「夜道に気をつけろよ」などと言われることに比べればダメージはほとんど無いようなものである。

経済的な面では

例えば、保育園の月謝の支払。

娘が通う認可外保育所

契約内容:週5日、8:00~19:00、給食代とおやつ代込

0歳児クラス:約7万円/月

1歳児クラス:約6万円/月

0歳児クラスで年間84万円、1歳児クラスで年間72万円の支出である。

誰だよ、小学校上がる前が一番お金かからからお金のため時だと言っているやつは。

認可保育所に子どもを預けている、もしくは預けていない家庭だけじゃんか。

この84万円という金額は、リンの年収の5分の1に相当する(当時)。

手取りで考えれば実に4分の1が保育園の月謝に消えることになる(それでも保育士さんの負担で考えれば安いとは思う)。

ちなみに認可保育所へ預けた場合、リンの年収で住んでいる自治体だと2万8500円/月だ。

それではなぜ認可保育所にしなかったのかというと、仕事との両立のため。

預けた当時、娘は37度~37度5分くらいの熱は通常営業だった。

咳や鼻水などの諸症状が出ているならともかく、元気に遊んでいる場面でもこのくらいの熱で呼び出しがかかれば、到底フルタイムでの仕事は難しい。

37度5分で呼び出しがかかり、30分以内に迎えに来てくださいという現実と職場から近いという理由で今の保育所に決めたのだ。

とは言え、リンの給料からするとこの金額はかなりきついのだが、なんとかなっている。

節約をして、この時期にもなんとか預金額を増やすことにも成功している。

家事や帰宅後の育児

それから、家事、育児についてもそうである。

仕事から帰ってきても、会社が休みの日でもこれらからは逃れられない。

慣れの問題もあるが、なんとかなるのである。

勝手にはなんとかならない

だがこれらのことは、勝手になんとかなる状態になったわけではない。

仕事にしろ、家計にしろ、家事育児にしろ、悩みぬきながら、考え抜きながら行動した結果だ。

行動を起こし「なんとかしてきた」結果なのである。

「なんとかなるさと思った」から「なんとかなる」のではなく、「なんとかなるさと試行錯誤」した結果、「なんとかなる」のだ。

冒頭で人とセットになるとあまり良い印象がない理由は、「大丈夫、なんとかなるさ」という言葉を好んで使う人ほど、なんとかする気が無い人がリンの周りに多かったということ。

そしてそういう人の多くが、自分で問題解決せずに成り行き任せとか人に丸投げするような
人だった。

それはポジティブでもなんでもなく、ただ適当で何も考えていないだけである。

「なんとかなるよ。じゃ、これやっといて」

経験や責任の伴わない言葉ほど、なんと説得力の無いことか。

実際、父子家庭となった報告の後、なんとかなるの後に続くアドバイスは人が変わっても金太郎飴、定型文、テンプレートのように一緒だった。

そのアドバイスとは早く再婚すること、である。

またこれかと辟易するとともに、ひとり親は子どもがかわいそうだとか再婚して仕事に集中してもらいたいとかを言外に感じたりして、すごく不快だった。

それは形式上の夫婦が完成するだけだったり、会社の都合だったりを招くだけだ。

まったく娘とリンの気持ちは考慮されていなかった。

再婚は目的ではなく、結果であるべきだ。

だからリンは安易にこの言葉を発しないようにしている。

最後に

「なんとかなる」は発するものではなく、自分の胸に秘めるものだと思っている。

そしてそれは結果として自分へ帰ってくるものだとも。

なんとかなるさの功罪は人次第だ。

今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。