娘の保育園の送迎で車を運転していると、毎日同じルートで同じ距離(13Km)を走行していても到着時間に10分以上の開きがある。
素直に考えると、車の平均速度や信号待ちの回数が多いなどの理由が考えられる。
リンは自動車運転免許を取得してから20年近くが経つが、普段感覚的に運転しているけれど、実際に数値をとってみたら面白いのではないかと言うことで、信号で止まる回数を調べてみることにした。
本記事では何日かに渡り、車に乗っている時にどのくらい信号待ちや信号待ちの列に引っかかるかを調査してみたので、結果を報告してみたいと思う。
目次
信号により何回停止しているのか数えてみた
道路条件
・保育園までのほとんどの区間が幹線道路である。
・信号機の数は行きも帰りも25個存在する。
・保育園の送迎の時間は毎日ほぼ同時刻である。
補足1:25個の信号のうち2個以上の信号が連動しているものは3か所ある。
補足2:2個の信号が連動しているものが2か所、3個の信号が連動しているものが1か所である。
信号による停止率結果
行き | 停止率 | 帰り | 停止率 |
9 | 36% | 14 | 56% |
6 | 24% | 10 | 40% |
13 | 52% | 16 | 64% |
7 | 28% | 3 | 12% |
13 | 52% | 12 | 48% |
9 | 36% | 10 | 40% |
11 | 44% | 12 | 48% |
9 | 36% | 15 | 60% |
9 | 36% | 12 | 48% |
6 | 24% | 10 | 40% |
12 | 48% | 14 | 56% |
9 | 36% | 12 | 48% |
9 | 36% | 9 | 36% |
10 | 40% | 10 | 40% |
信号による停止率合計
行き合計 | 停止率 | 帰り合計 | 停止率 |
132 | 38% | 159 | 45% |
幹線道路のためか青信号の時間が長く、流れに乗れていれば信号待ちの回数が少ないという結果となった。
行き(自宅から保育園へ向かう)は9回停止している事が多く、帰り(保育園から自宅へ帰る)場合は12回が多かった。
この時の走行速度は50~60km/hの流れで走っていることが多かったので、これが標準的な流れと走行速度であろう。
対して行き9回、帰り12回の停止回数から大きく数字が異なるときは、50~60kmの間で走行できなかった時である。
例えば、3回しか信号で停止しなかった時は早く目的地へ到着できたわけではない。
前を走っている車が前方の信号が赤になっているのを見て急に速度を落とし、かなり前から30km/hくらいでノロノロと走っている間に信号が青になったので停止していないケース。
また14~16回停止しているようなケースでは、複数の原因が見られた。
・道路上を走っている車が通常よりも多いとき
・進行方向に対して、右左折する車が多いとき
・2車線使って(片側のタイヤが車線をまたいでいる)走行している車がいるとき
・信号が青になってからクラクションを鳴らされるまで発進しない車がいるとき
・50~60km/hの流れの中、1台だけ30km/hくらいで走っている車がいるとき
・一台だけ不必要にブレーキを踏む車がいるとき
・脇道からでてくる車が停止線を越えて一時停止をするので、優先道路側の車がブレーキを踏まなければならないとき
・車線が合流する場所で、かなり手前から合流する車が多いとき
・右左折するときに一回反対にハンドルを切るせいで、隣の車線の車がブレーキを踏まなければならないとき
・信号が赤になり、進行方向の信号が青になっても3~4台が信号無視で突っ込んでくるとき
・右折レーンのない交差点で右折車が前に出ないため、信号機が青の時間に右折車1台しか通過できなかったとき
・横断歩道を渡る歩行者が歩きスマホにより渡り切るまで時間がかかり、信号機が青の時間に左折車が1台しか通過できなかったとき
・自転車が車道の右側を逆走して走っているとき
・自転車が傘をさして車道の左側を走っているとき
書き出してみるとまさにカオス。
共通しているのは、原因を作っている当事者が交通の流れをぶった切っていることに気づいていないかぶった切るほどの技術しかもっていないことである。
子どもが乗っていようがいまいが、車は交差点でハンドルを1回逆に切らなくても曲がれるようにできている。
教習車をよく見かける時期になったが、教習所ではきっちり技術を教えてもらいたい。
時期的に教習車を多く見かけるようになりました。
今日見てびっくりだったのは、右折レーンのない交差点を右折待ちするとき交差点の真ん中近くまで前進せず停止線で待っていた。
それだと後続車が直進や左折ができないし、対向車の切れ目で右折が間に合わなくないか?
教官は寝てたのかな?— リン@シンパパ3年目 (@singlepapaling1) 2018年3月5日
ツイートをした後にも、右左折時にハンドルを曲がる方向と逆に切って曲がっていく教習車を見かけたが、本当に頼むよ教習所。
交通事故件数ワースト常連の埼玉県をこういうところから直していこうよ。
スピードを出しても到着時間はさほど変わらないは嘘
よく急いでスピードを出しても到着時間が変わらないというのは、どんな状況にもあてはまるわけではないという点において嘘である。
確かに40km/hの流れで車が流れているときに、60km/hの速度で追い抜いていっても到着時間はさほど変わらない。
だが60km/hで車が流れているときに、40km/hで走行していると圧倒的に到着時間が変わる。
1時間走れば速度分の差がつく。
自宅から保育園まで(片道13km)の到達時間
・流れが40km/h:約30~40分
・流れが60km/h:約20~25分
今回の調査では、道路上の車の流れが40km/hか40km/hで自車が走行したときと、60km/hの流れで走行した時の差は距離13kmで10分以上の差が着くことが分かった。
速い流れの時は流れに合わせて60km/hで走行した方が圧倒的に早いのである。
まとめ
今回調査してみてわかったのは、信号に引っかかるかどうかは流れが重要であるということである。
速度が遅いと赤信号の割合が多くなるのではなく、全体の流れが遅ければ信号待ちの割合はさほど変わらず、流れを乱す車(遅いにしろ速いにしろ)がいれば信号待ちの回数が増える。
流れが乱れれば、信号と信号の間の区間を走行する車の数は増え、カオスな状態が作りだされていく。
ルールとマナーを守るということがいかに大事か、ふと思い立った信号機で停止する回数を調べることによって改めて気付かされた。
毎年4月は進学、就職、異動などで道路を走る車が入れ替わり流れが変わりやすい時期。
道路を使用する人がお互いによく周囲をみて、良い流れを作りだしたいものである。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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