娘の予防接種には、離婚前からの時期を含めてすべて立ち会っている。
その経験から最低でも0歳から1歳半までの予防接種ラッシュ時期には、パパもできれば一緒に病院へ行った方が良いと断言する。
今回はその理由について考えを述べていく。
目次
1歳半までに受けられる予防接種
予防接種は早ければ生後2ヶ月ごろから開始する。
まずは下の表を見ていただきたい。
出典:国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/schedule.html)
定期予防接種の濃い赤色の棒状部分(小豆バー)が標準予防接種期間である。
下向きの矢印は、接種の例。
予防接種が生後2ヶ月~1歳半までの間に集中しているのがお分かりいただけると思う。
1回で終わるものもあれば、複数回に分けて接種しなければいけないものもある。
同時に受けられないワクチンや次回の予防接種までしばらく間隔をあけなくてはならないなど、かなり複雑だ。
上の表を文字で書き出してみると次のようになる。
0歳~1歳半までに受けられる定期予防接種(2016年10月~)
- Hib(ヒブ):4回(2ヶ月~5歳)
- 小児用肺炎球菌:4回(2ヶ月~5歳)
- 4種混合:4回
- BCG:1回
- 麻しん風しん(MR):2回
- 水痘(水ぼうそう):2回
- B型肝炎:3回
- 日本脳炎(※1):3回
※1:日本脳炎の推奨接種時期は3歳だが、生後6か月を超えていれば接種は可能なのでリストに載せている。
任意予防接種(2016年10月~)
- ロタウイルス:2回(1価)or 3回(5価)
- おたふくかぜ:2回(※2)
- インフルエンザ:2回
- A型肝炎:3回
※2:おたふくかぜの2回目は6歳ごろ。
パパも予防接種に行った方が良い理由
予防接種のスケジュールを専門家に聞くため
接種スケジュールの組み立ては、受けた直後に次の日程を予約してしまうのが良い。
だが、同時接種できないワクチンやどれくらいの間隔をあけなければならないかは、やはり専門家に聞いて決めるのが一番確実だし、早い。
- 次に何の予防接種が受けられるのか?
- その時に同時接種できるものはあるか?
- 次の予防接種までの間隔はどれくらいなのか?
かかりつけ医や看護士さんに聞いてその場で予約してしまうのがよいのだが、予防接種直後はほぼ確実に子どもが泣いているため、ママさん1人だと子どもに気をとられてしまう。
最低でも10分間は体調や顔色の変化がないか、様子を見ていなくてはならない。
そこでパパの出番である。
子どもの様子を見ているだけでも、ママさんが看護師さんに聞きながら予防接種のスケジュールを立てる時間が取れるし、逆でも良いだろう。
かかりつけ医を知っておくため
もしかかりつけ医を知らなかったのならば、予防接種の機会に子どもがどういう病院でいつも治療を受けているかは知っておいた方が良い。
かかりつけの病院の場所も、かかりつけ医の顔もだ。
例えばママさんが2人目を妊娠中に上の子どもが病気になったときなど、パパが子どもを病院に連れていくシーンがあるかと思う。
その時になって、かかりつけ医の場所も医者の顔も分からないというのは親として恥ずかしい。
ママさんにも余計な心配をかけてしまうだろう。
パパさんは病院に限らず、1回でも自分の子どもが関わっている施設へ直接足を運んでおくべきだ。
一方ママさんは、無駄とは思わずにパパさんにかかりつけ医や普段子どもが関わっている施設の情報を共有しておいた方が良いと思う。
まとめ
離婚後、育児のほとんどを1人でするようになってから何度も感じること。
それは、子どもが小さいうちは髪の毛を切りに行く時や家事をする時のような10分~30分くらいの時間に、大人がもう1人いればという場面が日常に数多く潜んでいるということだ。
予防接種のスケジュールはお医者さんや看護師などの専門家に聞きながら立てていくのが、安心だろう。
そういった短時間なんだけど大人がもう一人いればという時にパパがいれば、ママさんの負担が軽減される。
そして予防接種の機会にかかりつけ医や病院の場所を把握しておく。
そうしておけば、子どもに何かあった時に両親がどちらも動くことができる体制の第一歩になる。
家事や育児そのものを手伝うのもいいが、こういったサポートこそ望まれる育児のかたちなのではないだろうか。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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