背中スイッチは存在しなかった!?赤ちゃんを寝かしつけるときのコツ

リンの娘は3歳の今では全く寝ないが、赤ちゃんの時は比較的すんなり寝てくれる子であった。

だが寝つきの良し悪しは個人差があるので」、寝かしつけで困っているパパママは多いのではないだろうか。

この記事は、Eテレ(旧NHK教育)の番組「すくすく子育て」で寝かしつけをテーマにした回で放送された内容をまとめたもの。

生後1歳くらいまでの赤ちゃんを持つパパママは是非読んでみてほしい。

目次

寝かしつけのときにおこなうこと・気をつけること

生後1歳くらいまでの赤ちゃんを寝かしつける時、次にあげたようなことをすると思う。

  • 授乳をおこなう
  • おもちゃであやす
  • 絵本の読み聞かせ
  • 寝たフリをする
  • 呼吸に合わせて背中をトントンと叩く
  • 子守唄を歌う
  • おしゃぶりを咥えさせる

いろいろ試してみたものの、なかなか寝てくれない。

寝てくれるまで2時間以上かかる。

そんな時は次のことを意識していただきたい。

親ができる寝かしつけの為にできる5つのこと

1、毎日の生活リズムを整える

朝日を浴び、日中の過ごし方は規則正しく。

2、寝かしつけに携帯電話、テレビ、DVD、パソコンなどは使わない

年齢が上がるほど、画面からの光で興奮状態になり寝つきが悪くなる。

3、部屋の明かりは消す。

寝かしつけ時は、暗い環境でおこなう。

赤ちゃんは生後2か月頃から日周期リズムが発達しはじめるという。

生後8か月頃になるともう昼夜の区別がついている可能性が高いので、明るいうちは寝る体制になってくれない。

確かに寝る前の1~2時間ほど前から、部屋の明かりを調光機能で少し暗くするだけでも、娘が寝る体制に入るのが最低でも30分程度は早くなった。

4、お休み前の行動を決めておく

予測をしながら生活しているので、寝る時間を理解しやすくする。

毎日寝る前にやることが決まって入れば、「もう寝る時間なんだ」というのを予測して寝かしつけやすくなる。

5、寝る前にスキンシップの時間をとる。

絵本の読み聞かせ、授乳、おしゃべりなど5分でも子どもとスキンシップを取る。

赤ちゃんを安心させることによって、寝る環境を作りだすことができる。

寝つきの悪い赤ちゃんを眠りにいざなう方法

赤ちゃんを抱っこして、部屋の周囲に沿って5分ほどぐるぐる歩く。

これだけ。

嘘だろうと思うかもしれないが、映像を見る限りでは効果がありそうだ。

この方法で赤ちゃんが寝る理由は赤ちゃんの輸送反応。

輸送反応とは

哺乳類の子どもが親に運ばれるときに泣き止んでおとなしくなる反応で、子どもが親に協力して生き延びていくための本能が人間にも残っていると考えられている。

泣いている赤ちゃんを抱っこして移動するという実験で、親に抱っこされて移動中の赤ちゃんの心拍数が安定するといい、特に泣いている赤ちゃんには即効性があるという。

この方法のコツは、寝かしつけようと意識してゆっくり歩くのではなく、用事があって移動するという感じで歩くこと

また、体が密着していれば抱っこでも、抱っこ紐でもおんぶでも良いという。

※首がすわってない赤ちゃんの場合は首の保護を忘れずに。

また、気を付けることは次のとおり。

・5分以上やらない(最長でも10分経って寝ない場合、その日は終了)。

・抱き方や歩く速度は個人差があるので好みに合わせて調節する(抱き方、歩く速さ)。

・筋力が弱いなど体に心配がある場合はやらない。

背中スイッチは存在しなかった!?

背中がベッドや布団についた瞬間に起きてしまうという現象、いわゆる背中スイッチ

だが赤ちゃんと睡眠の研究で赤ちゃんの心拍数は運ぶ人からお腹が離れると上がり、目が覚めやすくなるという結果から、どうやらスイッチは背中ではなくてお腹側にあるのではないかということが紹介されていた。

赤ちゃんが起きにくいベッド(布団)への寝かせ方

  1. 抱っこした状態で赤ちゃんが眠った。
  2. 赤ちゃんとママ(パパ)の胸とお腹を密着させた状態でそっとベッド(布団)におろす。
  3. 赤ちゃんの後頭部と背中が完全にベッド(布団)につくまで、胸とお腹が離れないように注意する。
  4. うまくおろせたら、ゆっくりと胸とお腹を離す。

赤ちゃんの体からママ(パパ)の体が離れてしまうことで赤ちゃんが不安になり、その状態で背中からベッド(布団)に置かれることで起きてしまいやすくなるのだとか。

また、お腹を離して両手のみで支えると、赤ちゃんの背中や股関節が伸びてしまい、そうなると覚醒してしまいやすいとのこと。

まとめ

寝つきは個人差があるが、誰しも生まれつき眠ることがうまくできるわけではない。

寝つきが悪いときは、赤ちゃんを抱っこしながら部屋の周囲を5分程ぐるぐる回ってみる。

いわゆる背中スイッチはお腹側にあるので、ベッド(布団)にはお腹を密着させながらそっと置く。

そして、親は寝るための環境を整えてあげることに集中すればよい。

環境というのは、まず規則正しい生活のリズム

次に朝の太陽を浴びさせる・部屋の照明・テレビ・DVDなどの目に入る光のコントロールのことである。

リンがこの番組を見たときには既に娘は2歳であり、効果を試すことができなかったが映像を見る限り充分効果があるように思う。

あなたが毎日の寝かしつけにストレスを感じているのならば、この方法を試してみてはいかがだろうか。

今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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