却下した中古一戸建ての紹介とその理由

家を買うとき、先の記事で書いたように、事前に予算や条件をある程度絞りこみました。

家を購入する前に是非やってみてほしいこと
リンは34歳の時、今住んでいる家を購入しました。 結論から言ってしまうと中古一戸建てです。 日本ではまだまだ中古...
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アパートの管理会社の不動産屋

まず最初に行ったのは、当時住んでいたアパートの管理会社である不動産屋。

中古一戸建ての購入を検討していると伝えると、しばらくして不動産屋の屋号と同じ苗字の人が来た。

名刺を確認すると、社長だ。

アパートを探しに来たときとはえらい対応の違いだなと感じる。

しかし、待っている間に条件やら予算やらを記入した紙を見て事務所の奥に引っ込むと、

違う人が来た。

専務と営業の社員の2人だった。

ほう、予算を見て格が下がったな。

「この営業は優秀なのでいい物件を紹介してくれますよ」

専務が言う。言い訳はいいから物件を紹介しろ。

分厚いファイルが3冊くらいあったけど、見せてくれたのは1冊だけ。

おそらく残りは予算オーバーの物件しかないのかな?

触れさせてもくれませんでしたので、真偽は定かではありません。

予算と条件に沿って確認する

物件の情報をパラパラと確認していきます。

ファイルにはいろんな物件があり、1つ1つ吟味していたら日が暮れてしまいます。

ですからここで事前に決めた予算と条件が役に立ってきます。

予算:総支払額予算は1280万円
最低条件:3LDK以上

物件価格だけで1280万円を超えるものはどんどん省いていきます。

ファイル1冊で大体10件程の物件を選びました。

ここから営業さんのアドバイスを聞きつつ絞りました。

実際には、追加の物件もあり、1か月の間に3日かけて全部で7件程回ったのですが、その中で
見学をした5つの物件を紹介したいと思います。

  • 820万円、5DK、住み替え物件
  • 830万円、4LDK、任意売却物件
  • 950万円、4LDK、住み替え物件
  • 1150万円、4LDK、住み替え物件
  • 1090万円、4LDK、任意売却物件

全て土地代込、所有権です。たまに土地が借地権付となっているものがあるので、土地も一緒に買いたいという方は注意が必要です。

土地借地権付き住宅とは、その名の通り土地を借りる権利がついた住宅で、建物は自分のものになるという物件です。そのため固定資産税はかかりませんが、地代を定期的に払う必要があります。

土地所有権より安価で、同じ予算であれば土地所有権の物件より広めの物件が買えたりするなどメリットがあるそうですが、1つの物件にいろんな権利が絡むと面倒この上ないので、リンは即却下です。

物件1(820万円、5DK、住み替え)

リビングが無いのは、さほど重要ではありませんでした。

元妻もリンも家族がリビングに集まってというのは好きではありませんでしたし、リビングに家族が揃うのは、少なくともリンの中では子どもが小さい時だけ。

各部屋の状態は悪くありませんが、台所の床が傾いていました

持ってきた乾電池を置くと結構な勢いで一方向に転がっていきます。

致命的だったのは雨漏り。しかもどこから漏れているかチェックのため一度散水しているとのこと。

直さないのか営業に聞いたところ、買主が決まったら直すとのこと。

ちなみにいつから雨漏りしているかを尋ねると、半年以上経過しているとのこと。

応急処置もせず、半年以上雨漏り放置ですか。そりゃ買手がつかないと思いますよ。

物件2(830万、4LDK、任意売却)

任意売却とは、ローンの支払が何らかの理由で困難となり、競売で処理される前に債権者と話合いの上、一般の中古住宅のように販売をさせてもらい債務を減らすことです。

買手としては相場よりも安く買えるメリットがあります。

と、リンはこれくらいに考えていたのですが、実際の物件を見て愕然。

築年数の割に汚い。そしてものが多い。
なんだこの魚の入っていない水槽は(水は入っていたり、いなかったり)
それが家の中にたくさん積み上げてありました。
そして、庭には犬がいました。

任意売却前にどうにかできなかったんだろうかこれ。
居住中の家主のおばあさんから「この家は買わない方がいいよ」と言われて苦笑いしてしまいました。

言われなくても、こんな汚い家買わねーよ。

壁は黒ずんでいるし、畳の状態がひどい。そして家の中で絶対水槽の水何度かこぼしていると見た。

なんか色々カオスな家でした。

物件3(950万、4LDK、住み替え)

外観は綺麗で瓦屋根。瓦は重いけど、スレート屋根と比べて耐久性があり、塗り直しのコストがかからない。
ただし野地板などの瓦以外のメンテナンスは必要。
中も綺麗で外壁を塗り直したばかりというのはプラス要素なのだが、突っ込みどころが多かった。

  1. メンテナンス性の悪さ
    ・玄関が吹抜となっており、照明が高いところについている(6m以上)。そのため、玄関の天井照明の交換や採光窓の清掃が素人には危険。
  2. 収納が少ない
    ・2階の3部屋のうち寝室にしか収納がない。他2部屋(6畳)には収納スペースなし
    ・1階の和室が4畳半の上に収納がない。
    ・つまり収納と呼べるものは台所と2階の寝室の1坪のスペースのみで、残り3部屋には収納スペースがない
  3. 空き巣やチカンなどが発生している土地
    ・周りには農家が多く、昼間の人通りが極端に少ない。空き巣が多いのではないかと営業に聞くと、やはり多いとのこと。(内覧2か月前にも入られた家があったとの話あり。)
    ・近くにチカン注意の看板。この看板があるということは、過去にそういう事件があったということ。

物件4(1150万、4LDK、住み替え)

ここは価格が5件中最高なだけあって、かなり綺麗。それもそのはずでリフォームされており、特にキッチンが元妻は一番気に入っていた。

次にあげる欠点が無かったら、ここに決めていたかもしれない。

奥まった物件なので、駐車スペースが両隣の家の敷地と隣接している。

両側の壁が自己所有ではないので、万が一こすったら弁償もの。

しかもその駐車スペースの幅が狭い。

軽自動車で片側をぎりぎりまで寄せても、ドアの開口は30cm。

家の前で荷物の積み下ろしを余儀なくされます。

しかもそこから家までは約20mあり途中に階段まであります。大きい荷物は家の中から持ち出すのも、買ってきたものを家に入れるのも苦労することがわかります。

軽自動車でない場合は、駐車場を借りなければならず、近くの駐車場の価格を聞くと月6千円とのこと。高い。このあたりなら月極ならせいぜい月3千円がいいところだろう。

なるほど。これは住み替えるの当然だわ。

物件5(1090万円、4LDK、任意売却)

営業さん曰く、「掘り出し物」らしい。

だが、これはひどかった。

1階の一角が店舗として使用されていた。

いやもうこのスペース何に使うんだ。部屋の入り口が玄関のように一段下がっており、コンクリートがうってある。冬寒そうだし、しかもこのむき出しの配線なんとかならんのか。そのせいで廊下の窓が閉まらない。

4LDKなのに3LDKだった。

何が起こっていたかというと、2階の2部屋の間の壁がすっぱりありませんでした(笑)。

しかもプロがやったとはとても思えず、柱を切った跡がむき出し。せめて綺麗に切れよ。

これ、家の強度大丈夫なのかな?いやだめだろ。切られた柱は1本ではなかったから。

違う壁も一部くりぬいてあって、配線丸見え。隙間風がヒューヒュー言ってる(笑)。

いろいろな住宅設備がDIYだった。

まず、部屋の窓から見て雨どいが手作りだった。

そして、部屋のカーテンレールが手作りだった。

何故手作りだと分かったか。それは完成度が素人が見て、素人がやっただろというクオリティだったから。そしてセンスが凄い。リンには理解できないくらい凄い。

でも営業さんに聞くと、家主の方はそれを生業としている方らしい。

本当かよ(笑)

プロがこんな仕事してたら、任意売却にもなるよね。

中古住宅のチェックポイント

中古住宅を見るべきポイントをまとめておきます。

床が傾いていないか

・乾電池やビー玉などを持って行くと良いです。家自体が傾いていなければ、床板リフォームで改善できます。広さにもよりますが、営業さん曰く、床のリフォームは大体10万~20万程度とのこと。

各部屋の使い勝手

・変な形をしていないか。メジャーを持って行くと、今の家具が入るかわかって便利です。

収納スペースの数と広さ

・収納がないと棚を作ったり、むき出しに置くのが嫌ならばリフォームも視野に入ってきます。

・各部屋に最低1畳分はスペースがないと、家具を置いたときすごく狭くなりますよ。

雨漏り

・雨漏りしたことがあるのか。それは直っているか。いつ直したのか。

水周り

・2階にトイレがない家は水道管が細いことがあります。冬場の凍結や浴室のシャワーの出に影響してきます。できれば太いタイプの水道管の家が良いです。

リフォーム歴

20年を過ぎると、水周り(浴室、キッチン周り)がくたびれてきます。状態や修繕歴。

外壁は10年ごとを目安に塗り替えてあれば、まず心配ありません。

屋根はスレートであれば7年~10年ごとにリフォームされていれば安心です。瓦であれば、瓦自体でなく、瓦の下のメンテナンスがされているかで判断します。

家の周辺環境

犯罪系の看板が多くないか。

・昼だけでなく、夜にも自分たちで近くまで行ってみましょう。車通りの違いや家から漏れる生活音がうるさくないか。

・街路灯の明るさや有無を確認をしておくことで、治安や住みやすさなどのヒントになります。子どもが学校帰りに真っ暗な道で帰ってくるのは不安ですし、夕方ごろに抜け道として使われている生活道路ですと、交通事故の不安も出てきます。

・できれば、近所の人に話を聞けると実際住んだ時のイメージがつけやすいです。

こんな不動産屋から物件は買うな

アパートの管理会社だから、手続きも楽かなと思っていったものの、この不動産屋ははずれでした。

結局、この不動産屋で見た物件で「これは」という物件はなく、強いて言えば雨漏りとキッチンの床が傾いていた物件1(820万、5DK、住み替え)が一番マシだったなという程度。

これを伝えると、営業さんは何を聞いていたのか、リンがその物件に決めたと思ったらしい。

翌日仕事中にもかかわらず、電話がかかってきて、こんなことを言われた。

「先日のあの物件なんですが、リフォーム費の見積もりを出しますので来週これますか?」

は?買うなんて一言も言ってませんけど(笑)

一番マシですねと言ったんです。

で、元妻と翌週行ってみたところ、床と壁のリフォームの見積もりやら、壁紙のカタログを用意して待っていたではありませんか。

ペチャクチャ良く喋る営業さんの言葉をさえぎって、こう言いました。

「買うとは言ってませんし、違う物件を探してみます」

すると、また専務が出てきて、雨漏りの半年放置は心配ないとか、これ以上物件を多く見ても意味ないとか、中古物件はなかなか条件に合うものはない、とか色々説得されました。

が、条件にあうのがなかなかないのは分かってんだよ。見た物件がひどすぎだから他のも見るってことなんだよ。

820万だけど、リフォーム代足したら軽く1千万円超えてました。

同じ1千万以上出すなら、雨漏りを半年も放置していないところがあるだろって思ったんです。

中古なので、そのタイミングで売りに出ていなければなかなか条件を満たした物件は出てきませんでしょうし、それがわかっているからこそ1年をリミットとして探し始めたんです。

ちなみに、この時点より前に営業さんに対する不信感があったことも理由の一つ。

優秀って紹介されてましたけど、物件3(950万、4LDK、住み替え)を見た帰りの車内で、家主が離婚して売ることになったというところまでは良しとしても、預金残高まで丁寧に教えてくれましたからね

これ、個人情報の管理どうなってるんだろうか?

掘りだしものと紹介された物件5(1090万、4LDK、任意売却)にしても、あんなひどい物件が掘り出しものですか。お勧めするなら、事前に良く調べておけよ。ある意味掘り出し物だったから間違いではないけどさ(笑)

このレベルでこの周辺最大の不動産屋なのだから質が悪い。

こんな不動産屋で物件は買わないでください。

最後に

結局、元妻も同じことを考えていたらしく、この不動産屋にかかわるのをやめて違う不動産屋で物件を探すことになりました。

現在住んでいる家はその違う不動産屋の取り扱っていた物件です。

任意売却物件を見て感じたのは、全体的にモノが溢れ、築年数の割に汚い物件が多いということ。

また、昼間から酒臭い家主に遭遇したり、内覧に来ると知っているはずなのに万年床を片づけていなかったりというのを経験しました。

酒臭い家主は息子が3人いると話していたけど、誰も資金援助してくれなかったのだろうか?

世知辛い世の中ですね。

とはいえ完全に土地が目的で建て替えを考えていらっしゃる方であれば、任意売却物件はお得だと思います。

住み替え物件については、綺麗に使われている方が多く、リフォームも思ったよりもされており、良い物件が多いように感じました。

タイミングさえあれば思わぬ掘り出し物に出会えるとしたら、住み替え物件ですね。

いかがだったでしょうか。

今回はリンの物件選びの失敗編をお届けしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

成功編はこちら

中古物件を選ぶときは、まず信頼できる営業さんを選ぼう
営業さんへの不信感が拭えなかったので、気持ちを切り替えて違う不動産屋へと足を運びます。 一からの物件探しとなりましたが、この時点で元妻は妊娠6ヶ月。 ここで見つからなければ、賃貸物件も探しはじめなくてはなりませんでした。
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