換気扇の価格は一度疑った方がいい。

換気扇の価格は一度疑った方が良いアイキャッチ

我が家の換気扇(レンジフード)を交換した時に、ホームセンターに依頼した見積価格が店頭価格と大きな差があってびっくりした。

見積価格は私の予想では換気扇と取付工事費、プラス取り付ける場所によっての価格のみだと思っていたのだが、違っていたのである。

ホームセンターで見積り後、ネットで同等の性能の換気扇の価格を見積もってもらったら価格が全然違っていて安かった。

今回の我が家のケースはホームセンターよりネットの方が安かったが、逆のケースもあるかもしれない。

ただ確実にいえるのは、換気扇の店頭価格は一度疑った方が良いということである。

目次

換気扇の価格をホームセンターで見積依頼

発端は換気扇(レンジフード)が壊れたこと。

リンの家は現在築24年の一戸建て。

中古住宅を25年ローンで購入したのだが、当時から換気扇の調子はあまり良くなかった。

だけど十分使えるレベルだったので、交換しなかったんだよね。

ついていた換気扇はシロッコファンタイプ。

それが購入後3年経って、とうとう動かなくなった。

ランプはつくが、ファンがまったく回らないのである。

修理も考えたが、築24年ということを考えると部品があるか分からないし、交換の方向で動くこととした。

ネットで価格や種類のみを軽く調べた後、近くのホームセンターのリフォームコーナーへと足を運んだ。

ホームセンターにした理由は、ある程度の規模で仕入れをおこなっているだろうから価格が安いのではないかと思ったからだ。

アフターケアもしっかりしてくれそうだし。

私がこれが良いと思ったのは、69,800円(税抜)のシロッコファンのもの。

工事費は26,000円(シロッコファン→シロッコファンへの工事)。

本体+工事費で大体10万円くらいかと思いながら、店員さんに話を聞くことに。

大体の状況を説明していく。

現地調査をおこなった後、見積もりを出してくれるということ。

年末だったので、現地調査は年明けとなった。

年が明け、現地調査の日が来てサイズや家の外の排気口のチェックなどが行われ、調査自体は15分くらいで完了。

はたして現地調査の1時間後、電話がかかってきた。

そこで見積りを聞いてびっくり。

本体(69,800円)+幕板1枚(5000円)+横幕板2枚(23,000円)+工事費(26,000円)+処分費(2000円)=125,800円

消費税まで入れると約14万円になってしまう。

店頭に展示してある価格は本体のみ(69,800円)で、幕板、横幕板の金額は含まれていないのだ。

換気扇は幕板、横幕板などが別売だということを、今回初めて知った。

店頭ではそういった説明はされなかったし、されていたとしても金属の板でである横幕板が1万円以上するとは思わなかっただろう。

一番下のグレードではないが、下から数えた方が明らかに早いグレードの換気扇である。

最初に予算(10万円くらい)を伝えていなかったとはいえ、金額が高いことを伝えると、再度見積もりをしなおして電話をくれるとのこと。

で、更に1時間くらい後電話がかかってきた。

金額はまさかの税込11万円。

予算オーバーしとるやんけ。

しかもあっさり3万円も下げてきた。

ひとまず「他をあたります。ありがとうございました」と電話で伝える。

これがホームセンターの限界か?

ネットで同等の換気扇価格を見積依頼

違うホームセンターへ行って相見積もりをしようかとも思ったが、ネットに切り替えて見積もりを取ることにした。

ネットでの工事が伴う業者選びは慎重におこなう。

店舗を構えている業者と違って、ぼったくりまがいの業者もいるからである。

リンは基本料金を安く見せておいて、後から実はこれだけかかりますというような売り方が大嫌いだ。

どんどん金額が増えていき、予算を超えやすいからである。

予算限度額はできる限り死守。

節約の基本である。

まぁ実店舗があるホームセンターでの換気扇の売り方や、住宅関連、冠婚葬祭費用、写真館などの撮影もこんな感じだけど(笑

すごく安くなくていいから、いったい全部でいくらかかるのかっていうのがお客さんの知りたいところなんじゃないかなーとは思うけど、どうなんだろう?

少し脇道にそれたが、ネットで換気扇工事に限らず、見積をとるときの注意点をまとめてみたので見ていただきたい。

ネットで換気扇工事の見積をとるときの注意点

・サービス対応エリアか?

取付工事費はいくらか?そこに交通費は含まれているか?運賃も込みか?

・廃棄代はいくらか?

・2階以上に設置する場合は、1階での工事と金額に差があるか?

・別途追加料金がかかる可能性はあるか?あるとしたらいくらか?

・ネットでの申し込みに慣れている業者か(個人情報の取扱や対応など)?

いくつか候補となる業者のサイトを2~3つ程見比べて比較した。

その中で、サイトの説明が明確で丁寧なところを選んで見積をとることにした。

明確で丁寧というのは、きちんと別売のものは別売と目立つように商品名に続いて記載されているし、価格も(税込)と赤い文字で記載され、全部でいくらなのかが良くわかるというようなことである。

また別売のオプション品が商品の下に並んでいるので、1ページ内で必要なものが把握できるのはとても親切であると感じた。

会社概要やプライバシーポリシー、施工実績など商品と関係ないページも確認した上である。

まず、見積もりには現状の写真が必要とのことだったので、街頭の写真を撮影し、見積もり依頼フォームへアップロードする。

家を買ったとき(築21年の時に購入)からあまりキレイじゃなかったけど、掃除さぼっているのがモロバレである。

交換工事前の換気扇

シロッコファンの状態

そのあと必要事項を入力していき、最後にホームセンターでの現地調査で言われた幕板と横幕板に関する質問を添えて送信。

すると、30分ほどで返信が返ってきた。

金額は全部込みで約86,000円。

しかも税込。

取付工事費だけを見るとホームセンターよりも高かったが、十分許容範囲内であったし、人件費を高めに設定しているということは、従業員に対してきちんと対価を払っている会社であると判断した。

ホームセンターでの見積をとったものと同性能の機種である。

ホームセンターの見積よりも24,000円下回っているし、予算以内。

メールの対応も慣れているという感じで、対応も丁寧だ。

すぐに注文の旨と工事希望日を3日ほど挙げて返信し、連絡を待つ。

その後日時の調整があり、工事の日を待つのみとなった。

換気扇の交換工事

換気扇の交換工事の日が来た。

予定時刻の5分ほど前に、インターホンが鳴った。

名刺を受け取り、換気扇の場所へ案内する。

手際よく作業が始まり、私はと言えばその脇でブログの更新をする。

ガスコンロの養生が完了してから10分もしないうちに、古い換気扇は取り外された状態となり、いよいよ新しい換気扇の取付が始まった。

レンジフードが外された状態

へー。

換気扇を外すとこういう風になっているのか。

初めて見た。

業者の方は外へ行って排気のチェックをしたり、動作確認をしたりして動き回っている。

そんなこんなで、作業開始から約1時間40分。

業者の方から「取り付けが完了しました」と呼ばれたのでキッチンの方へ眼を向けると……

新しい換気扇

おお。思った以上に戸棚とマッチしていい感じ。

ちなみに幕板と横幕板というのは、写真の通りだ。

この板がないと前面や横ががら空きになってしまうので必要な部品なのだが、ホームセンターの見積では、これらが本体の他に税込みで30,240円かかる見積だったのだ。

工事していただいた業者は、税込で11,400円。

3枚全部合わせても、ホームセンター価格の横幕板1枚(12,420円、税込)より安い。

一通りの操作説明とメンテナンスの方法を業者の方からレクチャーされた。

今までのように踏み台を使わなくてもお手入れができる高さになっているので楽だし、風量の割に音が静かだ。

本体の保証はメーカーが1年。

その後2年間は今回の業者が行ってくれるので、合計3年間の保証付きだ。

追加料金なしでこれはお得なのではないだろうか。

業者の方に聞いてみた

業者の方に聞いてみたところ、やはり今回の場合修理ではなく、まず交換になるということだった。

というのも、生産終了から10年以上経過すると部品が確保できないからである。

また、幕板・横幕板の価格については1枚が1万円以上するのは「高い」とのことだった。

それから見積を出した後、実際工事の時に追加料金を請求してくる業者もいるという。

例えば見積は設置階数が1階の想定で出してきて、設置が2階以上だったりすると追加料金というケースである。

現場調査がなかったり見積依頼フォームに入力する項目が少ない場合は気を付けるべきである。

最後に

ベニヤ板や資材などはホームセンターで買うとかなり安いのでホームセンターは安いのだという思い込みがあったが、今回の件でその固定観念を取っ払うことができた。

換気扇などの住宅設備は工事業者が絡んでいる分、金額が高いのか。

にしても、高いといった後3万円も引いてくるあたり、換気扇を購入するときの価格は一度疑った方が良い。

必ず相見積を取り、疑問に思ったらすぐに質問をする。

最初の見積で「高いけど、換気扇を早く直したいからいいか」と注文してしまったら、50,000円以上も多くお金がかかるところだった。

50,000円あれば、他の家電も買えちゃうからね。

実店舗で買うにしろネットで買うにしろ特に追加料金については、よくよく確認することをおすすめする。

同じ性能なら、安く済む方が絶対いい。

ただ、安かろう悪かろうという業者も存在するので工事費がやたら安かったりするのもまた危険だったりする。

自分の予算と相談し、見積に記載されている各項目の金額のバランスをよく確認して検討しよう。

今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

1 Comment

st

レンジフード故障は全部パーツを楽天で購入できる。
動かなかったり異音は大概モーター故障。
代替モーター単体は精々1万円前後。
基盤やスイッチ類、スイッチパネルや名盤は2〜3千円。
構造も至極単純でドライバーとレンチさえあれば素人でも簡単に取り外して交換できてしまえるレベル。
そもそもレンジフードの構造は金属の箱とモーターという単調な造りなのにこれがエアコンと肩を並べる価格帯というのが異常な状態。
今ではYouTubeでも取り外しや設置動画があるのでチャレンジしてみれば素人でも意外と容易にできてしまう。
わたしも過去2度自分で修理してるがこれ自体に数万円〜10数万予算を割いて買い換える必要性は一切無い。
最低限初回購入設置さえすれば後は全部素人の私でも修理できてしまう。

レンジフードほどぼったくり価格の商品は無いと思う。

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