無線LANの速度が、ストレスを感じるレベルになってきたので買い替えることにした。
昔はネットゲーマーだったこともあり、ルーターからの配線は専ら有線LANだった。
少し前まで無線LANは規格の問題で、有線LANより速度が出なかったからだ。
LANだけではない。
キーボードやマウスもゲーム中の電池切れや通信切れを嫌って有線だった。
実家に引きこもり or 1人暮らしだと有線での配線はルーターから端末が同じ部屋で完結するのでLANケーブルの取り回しは楽だったが、今は一戸建て。
全て有線LANで配線など面倒なことはしたくない。
家族を持てば、かつての有線好きもこんなもんだろう。
全てのLAN配線を無線化した結果、今では娘から毎日「パパー!(動画が)止まっちゃった!」と言われる始末だ。
とりあえずパソコンかPS3のどちらかを有線にするか、中継機を置けば解決はする。
が、無線LANの便利さにズブズブ漬かってしまっているため、今更有線LANには戻れない。
すべて無線LANでの配線を維持しつつ、現状を打破したいということでルーターを買い替えるという考えに至った。
結果からすると成功し、快適を手に入れたので記事に残しておこうと思う。
目次
無線ルーター買い替え前の状況整理
買い替え前の無線ルーター
2011年、元妻と同棲を始めたときに購入したもの。
buffalo社製で11nという無線LAN規格に準拠している製品。
どうでもいいけど、「~社製」って言うとアーマードコアみたいで超面白カッコ良いよね。
おっと、ワタルが混ざっちまった。
当時はこの規格が最新の規格だったし、アパートが2DKだったので、その広さであれば今でも充分すぎる性能だ。
現在の環境でも2階のみの使用にするか、有線を併用すればまだまだ現役で戦える性能である。
無線ルーターに接続している機器
特に大量の機器を無線LANでつないでいるわけではない。
- パソコン :1台
- 据え置きゲーム機(PS3):1台
- 携帯ゲーム機(New3DSLL):1台
速度が遅くなっているときの状況
・動画をパソコンとPS3の2台同時で見ているとき。
・無線ルーターから遠い部屋で、重いウェブページを連続で複数開いたとき。
購入すべきルーターを決める
パソコンとゲーム機の通信帯域を分ければいいんじゃない?
今年(2017年)買ったパソコンは、内蔵無線LANが11acという規格。
調べてみると、通信帯域が5GHzだ。
一方、PS3やNew3DSLLの無線機能は2.4GHzを使用している。
またパソコンに無線マウス(Bluetooth接続)を使用している。
調べてみたらBluetoothも2.4Ghzを使用していることが分かった。
混線しやすい状況ってことなのかな。
- パソコン:11ac(5GHz)
- ゲーム機:11b,11n(2.4GHz)
- マウス:Bluetooth(2.4GHz)
それぞれの機器を別帯域で分ければ、電波干渉しづらくなり、接続が安定するんじゃないの?
11acに対応しているルーターを買う。
無線ルーターのアンテナのパワーが弱い?
買い替え前の無線ルーターのアンテナは2×2タイプで1戸建てでも対応可能なタイプ。
我が家は木造2階建。
だが終端装置が引き入れられている部屋が2階の角部屋なので、1階で接続するときなどは無線ルーターから少し遠めとなる。
それに2階だけで無線LANを使用していた時は、通信速度が気になるようなことはあまりなかった。
3階建てでも対応可能な3本アンテナ(3×3以上)の無線ルーターに替えれば、安定するんじゃないの?
アンテナが3×3以上のルーターを買う。
買い替えた無線ルーター
購入したルーターがこちら。
バッファロー WXR-1750DHP2 無線LAN親機 11ac/n/a/g/b
買い替え前と同じくbuffalo社製のルーターである。
購入した理由
まず、前述の1と2の条件を満たしていることが最低条件。
11acの規格に対応している、アンテナが3×3の無線ルーター
このルーターはその11ac準拠でアンテナが3×3本のタイプで条件を満たしている。
他に購入の決め手となったことがあったので、下にあげていく。
無線ルータへつないでいた端末の再設定が不要
WPS搭載機(Wi-fiの設定がボタン1つでできる機能が付いたもの)に限るが、ボタン1つで無線の設定が引き継げる。
しかも、他社ルーターにまで対応と記載がある。
これはいちいち再設定する時間と手間いらずですばらしい。
混雑を自動で感知・回避
無線ルーター側で空いている帯域へ自動的に誘導するというのが気に入った。
ということは、Youtubeを娘と自分が同時に見ないときは、パソコンを障害物に強い2.4Ghzで使いつつ、PS3でYoutubeを見るときは、パソコンを5Ghzへ誘導してくれるということか。
しかも、通信の優先順位を自分で決められる機能がついている。
すばらしい。
ゲストポート(来客者用Wi-fi)機能
友人(ビジター)が来た時などに一時的にWi-fiを使用できるように許可する機能。
利用時間は1時間~24時間まで1時間間隔の設定と無制限がある。
ビジターは既存のネットワークには接続できないので、安心して解放できる。
この設定はスマホから操作可能。
すばらしい。
設置からインターネット設定まで
開封~無線ルーターの設定移行作業
先ずは説明書を熟読。
パソコン関連機器は設置そのものよりも、パソコンや機器の再起動に時間がとられることが多いので、無駄なことをしないようにするためだ。
読んだ後は、設置場所の2階へ移動する。
左が新ルーターで、右が6年間頑張ってくれた旧ルーター。
配線はまだ抜かない。
新ルーターの電源を入れ、旧ルーターの設定を引き継がせる操作を行う。
5~6分で無線設定引継ぎが終了。
確認作業を入れても10分もかからない。
簡単。
無線ルーターへの再配線と電源再投入
- 手順1配線を抜く旧無線ルーターに接続している配線を全部抜く。
- 手順2無線ルーターの電源を落とすACアダプターを抜いて、無線ルーターの電源を落とす。
- 手順3終端装置の電源を落とす終端装置のACアダプターを抜いて電源を落とす。
ちなみに終端装置とは下の写真のようなもの。
- 手順4しばらく放置する(5~30分)万全を期すには30分放置したいところだが、待てなかったので今回は5分の放置とした。
- 手順6終端装置の電源を再投入する。終端装置のACアダプターを接続し、ランプが切り替わって正常の状態になるまで待つ。
- 手順6新しいルーターへ再配線するルーターの電源を再投入する前に、終端装置と新しいルーターを接続する。
終端装置からのLANケーブルは、ルーター側のWANへ接続。 - 手順6ルーターの電源を入れるルーターにACアダプターを接続する。
- 設置完了!
3本のアンテナが示すものは1階のリビングの方向だ。
パソコンのインターネット接続の再設定
ルーターのランプが正常なのを説明書で確認してから、1階に降りてパソコンの電源を投入。
インターネット接続再設定を促す表示が出たので、プロバイダからの通知書類(開通のご案内など)を見ながらユーザーIDとパスワードを入れて完了。
つながった!
しかもPS3とNintendo New3DSのネットワークは何もしなくてもつながった。
すごく簡単。
開封からインターネット接続再設定の所要時間は50分。
いざ、新しい無線ルーターの性能を確認
あとは速度が遅くなる症状が改善しているかどうかが一番重要なところ。
まず症状が顕著に出る、YoutubeをパソコンとPS3の2つ同時視聴した状態にする。
その状態から重めのウェブページを複数開いてみる。
もちろんルーターから遠めの1階リビングで。
動画が読み込み中にならない!
ページの読み込み速度も劇的に改善し、いつも読み込みエラーになりやすいページもサクサク表示してくれる。
これは快適だ。
最後に
ルーターを買い替えるほかにも、症状を改善する方法は他にもある。
前述した有線を併用するほかにも、パソコンの性能を上げることでブラウジング性能を上げて対応するとかPS3にLANコンバータをつけて無線LAN規格11nに対応にするなどの方法がそれだ。
だが将来的にPS3を使用しなくなったり、現在2年縛りの関係でガラケーを使用しているが、来年は格安SIMスマホにする計画がある。
パソコンもまだ購入したばかりだ。
それを考えると5GHz通信帯を使える無線ルーターに替えておくのが良いという結論に至った。
ここから改善するとすれば、PS3の置き場所がテレビラックの中にあるので、これを床から1mくらい高くし、遮蔽物がない場所に移動させれば更に状況は良くなるだろう。
現在のところ、設置してからまだ日は浅いが、動画の停止どころかコマ落ちすら起きていない。
ルーターのカスタマイズにより動画とブラウジングを優先度を高くした効果もあるだろう。
これで娘に「パパー!止まっちゃった!」と言われることもなくなった。
もしあなたが同じ状況にお困りだとしたら、ルーターの買い替えを検討してみてはいかがだろうか。
毎日のちょっとしたイライラを解決して、快適なネットを楽しもう!
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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