リンの住む自治体では、3歳5カ月頃を目安に3歳児健診の通知を送っているらしい。
昨年(2017年)12月。
健診予定日の約1カ月ほど前に3歳児健診の通知が郵送で届いた。
候補日は2018年1月の日付。
その頃には会社を退職しているだろうから、スケジュールは問題ない。
後は娘が当日付近で熱を出さなければ予定どおりに行けるはず。
1歳半健診の時は、娘の2度のインフルエンザと高熱で、キャンセル→予約を3回繰り返して4回目にようやく健診へ行くことができたという過去がある。
だが、娘はあの当時から比べてすごく病気になりにくくなっている。
2018年の年始に38度を超える高熱が出たものの、健診日まではまだ遠く治るまでには充分の期間があった。
通っている保育園でもインフルエンザの情報は出ているものの、園内でインフルエンザにかかった子もほとんどおらず無事当日を迎えることができた。
娘はしきりに「どこ行くのー?」と聞いてくる。
保健センターと答えたが、これではわかりづらいかなと思って、お医者さんに行くんだよーと言い直した。
「お医者さんに行くー」
お医者さんごっこが好きな娘は、医者が好きなのである。
行くのを嫌がったことはないし、注射も怖がらない。
「注射、痛くないんだー」
そう言っている娘に、
「今日は注射ないよー」
と返して準備を進める。
それにしても今朝は冷える。
フリースブランケットを忘れずにリュックに突っ込む。
身体測定はパンツかおむつ1枚でおこなうだろうから、フリースブランケットは必須アイテムだ。
夏でも冷房がガンガン聞いているので、体にかけるものは持って行った方が良い。
よし、準備ができた。
保健センターへ向かうとするか。
目次
3歳児健診の検査項目
保健センターまでは徒歩でも行ける距離であるが、当日は大寒波によりお昼の時間になってもすさまじく寒い。
車に乗って、13時ちょうどに保健センターへ到着した。
健診の内容は下の通りである。
・尿検査
・聴力検査(自宅でおこなう)
・視力検査(自宅でおこなう)
・問診
・身体測定
・歯科検診
・内科健診
・栄養指導
1歳半健診の時になかったのは、尿検査、聴力検査、視力検査である。
このうち聴力検査、視力検査は事前に自宅でおこなって用紙に結果を書く方式。
聴力検査の内容
聴力検査は2項目ある。
まず1つ目。
親は口元を隠して、紙に書いてある絵をささやく程度の声量で言う。
子どもは聞こえた絵を指さす。
合っていればOK。
そして2つ目。
親は子どもの後ろから右耳、左耳のどちらかの近くで指をこすり合わせる。
子どもは聞こえた方の手を挙げる。
用紙の説明を読んだときに、娘が私の説明を理解できるか不安だった。
だが、いざやってみると娘は私の説明を理解してきちんとできるではないか。
これには正直感動してしまった。
だって考えても見てほしい。
少し前まで単語をつなげてしかしゃべれなかった娘が、私の話を聞き取れているだけではなく内容を理解している。
嬉しくて思わず娘を抱きしめてしまった。
発表会や運動会での成長を見て涙してしまうのと似たような感じではないか。
視力検査の内容
Cみたいなマーク(ランドルト環)が印刷された紙を1メートル離れておこなう。
やり方はいたって普通の視力検査と同じである。
はじめにやった時はランドルト環の空いている方を指さすというのがうまく伝わらなかったが、リンがお手本を見せ、日を変えてやってみたら理解したようだ。
3歳というのはリンが思っている以上に色々なことを理解しているものなんだなぁ。
保健センターでの健診の流れ
まずは受付を済ませる。
ここで、通常子どもの朝一番の尿を提出するのだったが、娘はあいにくトイレトレーニングが完了しておらず採尿できなかった。
正直に受付の方に伝えると、尿検査については後で説明するとのことで歯科検診の順番を待つことに。
娘の歯については、小さいときから気を使っている。
口内の細菌の勢力図が確定する3歳までは一切口移しや、大人と同じスプーン、フォーク、箸などは使用しなかった。
加えて、チョコレートの解禁も2歳半を過ぎてから。
フッ素塗布こそしていないが、日常の歯磨きはフッ素配合のものを選んで仕上げ磨きをしている。
2歳まではジェル状の歯磨き粉、3歳になってからはペーストタイプのものに切り替えている。
歯ブラシはキャラクター(アンパンマン、しまじろう、プリキュアなど)がついているドラッグストアなどで売っている90円くらいのもの。
10分くらいで名前を呼ばれ、歯科検診。
特に虫歯も、先生からのコメントもなく終了。
目視で虫歯はないだろうと思っていたものの、お医者さんからも虫歯の文字を聞かなかったのは安心できる。
そのまま次の問診のため、待合スペースへと進む。
1歳半健診の時は父子家庭になりたてだということもあり、こちらからの質問や保健センターの方の質問などが多く時間がかかった。
が、今回の3歳児健診ではさほど多くのことは聞かれず、こちらからの質問も少なめだ。
離婚してから約2年の間に少しは子育てに慣れたのかなと感じた。
問診の内容としては、毎日の食事や生活リズム、食品の好き嫌いやトイレトレーニングのことである。
またここで、自宅でおこなった視力検査や聴力検査の結果も確認された。
問診が終わると、身体測定のために別室へと向かう。
身体測定の部屋は暖房が効いているが、パンツかおむつ1枚でおこなうためここで持ってきたフリースブランケットが活躍する。
いざ服を脱がせて準備しようとしたら、なんか臭い。
オムツを見てみるとやはりうんちが出ていたので、順番が来ていたが測定の係りの方に伝えておむつ替えスペースへ。
リュックから替えのオムツ、おしりふき、ポリ袋2枚を取り出してさっと替える。
そのままフリースブランケットで娘をくるみ、抱っこして身体測定の部屋へ戻る。
最初は少し嫌がったので意外だったが、体重計に乗せると身長を測るところまでスムーズにいった。
身長88.9㎝、体重13.0kg。
先月保育園の連絡帳に書いてある数値より身長がやや伸びている。
体重は微減。
身体測定の次は、内科健診と触診である。
部屋は違ったがやはりオムツかパンツ1枚でおこなうので、ここでもフリースブランケットや羽織るものがあると子どもが寒い思いをしなくて済む。
ぱっと見渡すと、娘と同じくオムツの子もいた。
3歳5カ月でもオムツが取れないのは別に普通なんだなと感じた。
ある幼児教育の案内DMでは早い子で1歳未満でオムツ卒業の子もいると書いてあったりするが、あくまで個人差や親の考え方なんだと思う。
5分ほど待つと名前を呼ばれたので診察スペースへ。
聴診器、口の中、触診が流れるように完了。
ファイルを渡され、2度目の問診(保健士)へ臨む。
ここでの問診は、先ほど測定した身長体重についての発達状況と育児についての不安やストレスの話が中心だった。
娘の身長は平均からすると低めだが、小さいときから平均より低く、そこから見ると順調に発育しているということを聞いて安心した。
体重もしかり。
それから、予防接種の摂取状況も確認してくれる。
娘は今年に日本脳炎第1期の追加と小学校入学前に風しん・麻しん混合(MR)の第2期を残すのみ。
小学校入学前までは期間が空き忘れやすいので、時期が来たらはがきが郵送されるとのこと。
また、オムツがとれていなくても採尿ができるキットを受け取り、使い方の説明や持参する日時などの説明を受けた。
残るは、栄養指導である。
食事とおやつ、生活リズムについての説明がおこなわれ(約5分)、これで3歳児健診の項目がすべて終了となった。
最後に
保健センターに到着したのが13時、すべて終了し、建物を出たのが15時だったので所要時間は約2時間。
1歳半健診より30分くらい早く終わった感じである。
健診に来ていた人数はおそらく40名前後だろう。
パパさんの姿は私を含めて2名。
終わった後に健診している子の兄弟姉妹を連れて駐車場で待っていたパパさんが2名で合わせて4名。
私が参加した日で私が見た限りでは、1割の子のパパが3歳児健診にかかわっているということなのかな。
娘は特に泣くこともなく3歳児健診を終えることができた。
3歳児健診については不安を持つ方もいるだろうが、背伸びせずありのままの子どもの姿で臨むのがいいと思う。
他の家庭の子と比べても何もならない。
娘のようにオムツがとれていなくても恥ずかしがることはないし、自宅でおこなう視力検査や聴力検査にしても娘はうまくいったが、うまくいかないこともあるだろう。
だが、それはその子が単に興味を示していないだけかもしれないし、ひょっとしたことですぐにできるようになるかもしれない。
恐れずに保健センターへ行ってみよう。
不安があれば相談できるし、何かあればそこで対策が打てる。
リンの住むところの保健センターでは皆さん親身になって相談を聞いてくれる。
もし健診の先生が横柄ならクレームを入れればよいし、それでもそのような医者を使いつづける自治体には未来はないだろう。
もしくは有料になるが、かかりつけの信頼できるお医者さんに3歳児健診をおこなってもらうのも良い。
と、ここまで記事を書いていてふと母子手帳を見ていたら、母子手帳に全然記入していないということに気づいてしまった。
でも、当ブログに成長記録や娘へのメッセージを書いているから書いてなくても全然いいよね。
父子手帳にいたっては、3歳までしか記録するページがないし。
むしろ書くスペースがほぼ無限なので、ブログを書いていてよかったと思う。
娘はいまのところ問題はなかったけど、トイレトレーニングがまだ終わっていないから焦らずじっくりやっていこうね。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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