事の発端はこのツイートの内容。
先週から急に娘が浴槽に入りたがらなくなった。
なんでも、浴槽に何かいるとのこと。
浴室の窓が大きいので、外が暗いのが見えて怖いのかも。— リン@シンパパ2年目 (@singlepapaling1) 2017年10月18日
浴槽でおぼれそうになったわけでもないし、何か危険な目にあったということはない。
娘に浴槽に入らない理由を聞いてみると「怖い」のだという。
何が怖いのかは聞いても良くわからなかった。
そこから想像したのはリン家の風呂場は浴槽のすぐ横に大きな窓があるから、外が真っ暗なのが見えて怖いのではということ。
それから次に思い当たったのはフォロワーさんの返信で子どもは急に何かを怖がり出すというリプライ(返信)を見てのことだ。
自分の子どもの時の記憶である。
夜、なかなか寝付けない時。
暗い部屋に徐々に目が慣れてきて天井の模様が見えてくる。
そしてその模様が人の顔や恐ろしいものに見えてきて思わず布団をかぶったこと。
娘にもそういうものが見えていて浴槽に入るのをためらってしまうのかもしれない。
娘が浴槽に入りたがらない件について。
しゃがんで浴室を見渡してみたけど、顔にみえそうなものとか怖がりそうに見える模様はなかった。
水遊びで顔に水がかかるのは大丈夫なので、やっぱり外が暗いのが怖いのかも。
タイルに貼りつくおもちゃでも今夜投入してみるか。— リン@シンパパ2年目 (@singlepapaling1) 2017年10月20日
ツイートのとおり娘の腰の高さにあわせてみたが、それらしきものは発見できなかった。
私が大っ嫌いな虫もいない。
では幽霊か?
私はそういう類は信じていないので無視である。
おとなしくお風呂用のおもちゃでも買ってくるか。
目次
子どもが浴槽に入らなかった時に試したこと
作戦1 ウレタン製のお風呂用おもちゃ
窓の外が暗くて怖いと仮定した場合、窓に貼り付けて遊ぶおもちゃがあれば怖さを緩和できるのではないか。
そう考えて導入したのが、ウレタン製のお風呂用おもちゃである。
絵柄は無難にアンパンマンをチョイス。
これは浴室の窓やタイル、浴槽などに貼りつけることができるおもちゃである。
また、湯船に浮かべて遊ぶことも可能だ。
お風呂を沸かし、早速湯船にばらまく。
娘に浴槽に入るよう促すと……?
自分からは入らなかったが、抱きかかえると浴槽に一緒に入ってくれた。
浴槽に入った後も、すぐさま洗い場に出ていく様子や嫌がる気配はない。
「あんぱんまーん」
「ばいきんまーん」
「しょくぱんまーん」
1つ1つキャラクターの名前を呼びながら、浴室の窓にペタペタとおもちゃを貼りつけてははがしていく娘。
お風呂おもちゃ作戦は成功である。
作戦2 ベビーバス
ベビーバスを使うこの作戦はツイッターで情報を頂いたので試したものである。
確かにそうだ。
暗いのが怖いのではなくて、浴槽自体が怖いと感じているのだとしたらベビーバスは有効かもしれない。
大きい浴槽を怖がっている場合、ベビーバスであれば浅いので恐怖感は薄れる。
よし、これもやってみよう。
確か和室の天袋にしまってあったよな……
あった!
娘とは久しぶりのご対面。
約2年ぶりではなかろうか。
ホコリを丁寧に落とし、浴室の洗い場にセット。
お湯をためる。
さて、どうか。
娘は喜びながらベビーバスへ入る。
ベビーバス作戦も成功だ。
3歳ともなるとさすがに肩までつかることができないので、シャワーで体にお湯を当ててあげる。
体をきれいにするという意味では有効だが、体を温めるという意味では弱いかな。
夏場や、気温が低いときは浴室暖房とあわせたりすると良いと思う。
作戦3 バスボム
窓から意識をそらすことができれば、やはり浴槽に入ることを嫌がらないのでは?
ということで、子ども用のバスボム(入浴剤)も試してみた。
子ども用のバスボムは発泡し終わった後に中から小さなおもちゃがでてくるものである。
100円ショップにも置いてあるし、豪華なおもちゃが入っている少し高価なものなどいろいろあって面白い。
今回はディズニーと車とネコの3つのバスボムを100円ショップで購入し、やってみることにした。
うまくいけば他のバスボムも導入しようと言う算段である。
リン「お風呂入ろう」
娘「いやだー」
リン「なんでー?怖いから?」
娘「うん(うなずく)」
リン「残念だなー。今日はこれがあるんだけどなー(バスボムを戸棚から出す)」
娘「わーい!お風呂はいるー!」
それからのはしゃぎっぷりが凄かった。
まだお風呂が沸いていないのに、服を脱ぎだしたので一回落ち着けとリンが制したほど。
バスボムを投入すると、シュワシュワと泡が出てくる。
娘「しゅわしゅわ!してるー」
100円ショップのバスボムは、投入直後こそ泡で浴槽の底が見えなくなるが、お湯の色を変えるほどではない。
浴室の明かりでは色がついているのかわからないくらいだ。
だがこれくらいが娘にはちょうど良いのかもしれない。
にごり湯の温泉を再現した入浴剤を入れてみた時は、底が見えなくて怖いらしく、浴槽に入るのを嫌がったからである。
そんなこんなで娘はバスボムから出てきたミニーマウスのマスコットを手に持ち、浴槽のふちを歩かせて遊ぶ。
いつもより大幅に長い時間浴槽に入ってくれた。
お風呂から出ても相変わらずテンションが高かった。
でも、これは少しやりすぎじゃないか?
バスボムからでてきたミニーマウスの末路
最後に
結果、すべての作戦で浴槽に入ってくれた。
大成功である。
娘の反応が一番良かったのはバスボム。
バスボムは1回1回コストがかかるので、コストパフォーマンスの面ではお風呂用おもちゃか。
後片付けのことまで考えるなら、ベビーバスは大きいので面倒かな。
でも体を洗うときは座らせながらできるし、下が冷たくないから楽。
これは新たな発見だ。
また、今回試した以外のものでも、効果があるものがあるかもしれない。
試してみる時に一番大事なのは、浴槽に入るのを怖がっている原因を子どもに聞いてみることだろう。
子どもが原因を説明できるかどうかは関係ない。
答えがわからなくても良いのだ。
親がなぜそうなっているのかを子どもの目線で考えることが大切なのだと思う。
後日談だが、娘が「階段が怖い」と新たに言いだした。
娘に理由を聞いてみたが、良くわからなかった。
リン家の階段には浴室と同じく大きな窓があり、暗いのが見える。
やはり浴槽に入りたがらないのと同じで、外が暗いのが見えて怖いのだろうか。
それとも、前に階段に虫が侵入したときに大泣きしたので、その記憶が残っているからだろうか。
まずは階段の窓に何かしらの工夫をしてみるところから始めてみるか。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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