会社を辞めることになりました。

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退職願を出し、無事受理された。

半年以上前から会社へ打診していたが、ようやく後任が決まったためである。

既に引き継ぎは進んでおり、出勤は2017年12月までとなる。

退職理由は娘の育児のためと自分の将来のためである。

目次

現状の整理

リン37歳。娘3歳。

父子家庭。

住宅ローン完済まで22年。

定年退職(60歳として)まで23年。

現状の職場を維持した場合の想定

給与

ほぼ横ばい。想定しうる最大の昇給を実現しても、賞与込で年収400万(額面)ちょい。

特に今の収入に大きな不満があるわけではない。

地方都市、現業界の水準で考えると現時点ではむしろ貰っているほうである。

周りを見渡せば年収300万円台なんてざらだし、共働きでも世帯年収400~500万円というのも別に珍しくない。

後20年近くこれが変わらないとするなら、少ないかもしれないけど。

年間休日

95日。年末年始以外の大型連休、祝日は全て出勤で代休なし。

土曜日の出勤日が月1~2回あるので、そこは全部有給休暇を突っ込んでいる。それだけで有給休暇が年間15日前後消えるので、残りの5日は突発的な用事や病気のために残しておいている。

祝日は実家に頼りっきりだ。

休職ではなく退職の道を選ぶことになったのは、この年間休日が原因。

短期的に見れば1回当たり最大6ヶ月の休職を利用し、生活のリズムや基盤を立て直せば良いが、長期的に見れば会社の年間休日が業種的に土日祝日が休みになる可能性は限りなく低い。

これは問題の先延ばしに他ならない。

1年以上父子家庭で生活する傍ら業務をこなしてみて、より育児・子育てがしやすい環境にするため、転職がやむなしと考えるようになった。

唯一の懸念は、娘が保育園を転園しなければならない可能性があることか。

5年後を見据えて

5年後は娘が小学校2年生になっている。

まず、この時の身の回りの変化は以下のとおり。

  • PTAに加入している。
  • 娘が放課後、学童保育へ通っているまたは鍵っ子になっている。
  • 学校行事(授業参観、家庭訪問)で仕事以外の活動が増加している。

リンの年齢は42歳となる。この時点で定年まで18年。娘の成人まで13年。

住宅ローン完済まで17年(繰り上げ返済無しの場合)。

この時点で転職を考えても40代に突入している。今より選択肢は狭まるのは必然である。

動くなら早いほうが良い。

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10年後はどうか

10年後は娘が中学生になる年だ。

5年後の変化に加えて変化するだろうことは次のとおりだ。

  • 娘の部活動がはじまる。
  • このあたりで自治会の班長も回ってきそうな気配(順番で回ってくる)

リンは47歳になっている。定年まで13年。娘の成人まで8年。

住宅ローン完済まで12年(繰り上げ返済無しの場合)。

このあたりで住宅の屋根や外壁の修繕があることを忘れてはならない。

このままでいいのか

どうだ。リンはこのままでいいのか?

これから娘が大人になるまで、ゴールデンウィークもお盆も祝日も全て仕事に充ててしまうつもりなのか?

周りの人はこう言う。

「子どもなんて、親と一緒に遊びにいくのは小学生までだよ」と。

とことはあれか。

あと10年間現状維持で過ごすつもりか。

そして10年過ぎた後は現状維持どころか娘が大きくなるにつれて、今はほとんどない残業が増えていくのだろう。

リン1人で生きていくのならそれでも問題ない。

だが1回目の転職の時と違って、今は最愛の娘がいる。

自分の子どもに自分と同じような思いをさせたくなかったんじゃないのか?

そのために実家を出たのではなかったか?

となれば、このままで良いのかという問いに対する答えは1つだった。

「否」である。

最後に

人生は何が起こるかわからない。

離婚。そして2度目の転職。

本来ならば在職中に転職先を決めてしまうのが良かったのだが、あいにく今は髪の毛を切りに行くのでさえ、誰かの力を借りなければならない身。実際には動けていない。

そして30代後半と言う年齢。

普通に考えて不利な状況だ。

だが、まったく何も考えもなしに踏み出したわけではない。

前職も含め14年間真摯に仕事に取り組んできた実績がある。

そして、万が一のために蓄えた、全くの無収入でも2年間生活できる預金がある。

なんとかなるさではなく、なんとかする。

もう既に前へ踏み出したのだから。

最後に、自分を成長させてくれた会社や会社の方々に感謝の言葉を表したいと思う。

「ありがとうございました」と。

3 Comments

Roro

大きな決断でしたね。
一般的な見解としてシングルマザーの就職や転職とシングルファザーの就職や転職はかなり意味合いが違ってきます。
それ故に、本当に沢山考え、考え抜いた結果なのだろうと文面を見て思いました。

そして、真摯に娘さんに向き合おうとする姿勢に心打たれました。
私は最近思春期に突入した娘がややこし過ぎて半ば匙を投げ出していたので、改めてきちんと向き合っていかねばと反省させられました。

うまく言えないのが本当にもどかしいですが、大変でもなんでもリンさんの決断は間違ってないと思います。
同じ片親として凄く共感しますし応援します。
良い職場との出会いがありますように!
心より願っています。

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リン

Roroさんコメントありがとうございます。
離婚直前、元妻に「子どもは施設に預ければいい」と言われたときから、全てが動き出したと言ってもいいかもしれません。
それから本当に色々な事がありました。

娘の2度のインフルエンザ、私はストレスによる全身蕁麻疹。
昨年(2016年)10月にブログを始めてから、既に退職を考え始めていました。

娘の笑顔を見るたびに、前へ前へ進まなければと思わされます。
共感いただきまして、また応援いただきまして本当にありがとうございます。
仕事もじっくりと探します。

Roroさんも思春期のご息女を抱え、大変かと思いますが是非向かい合ってあげてください。

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sontakku

昔読んだ本で

「女性は神のようなものである。邪険に扱われた女性は邪神となり人々や世間に災いを、逆に幼少気に父親(祖父)から無償の愛情を受けて育つと女神となり人々や世間を幸せにする」

みたいな内容の話を読んだ

あなたの娘さんは女神になりそうですね

娘に愛情をたっぷり注ぐことは、娘を幸せにするだけでなく、将来 娘の回りの人々や世間を幸せにすることに繋がります

子育て楽しんでください

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